海外進出足場づくり… グローバル攻略拍車
塗布コーティングで酸素遮断効果3倍↑
水分遮断コーティングフィルムの開発推進中

包装素材専門業者SRテクノパックは、環境にやさしい酸素遮断コーティングフィルム「GB-8」が米国食品医薬品局（FDA）から食品容器コーティング類適合性認証を獲得したと26日明らかにした。海外進出のための足場を設けたことで、グローバル市場攻略に拍車をかけるという方針だ。
今回の認証により、輸出用製品はもちろん海外現地の新鮮食品、加工食品、飲料、酒類など多様な食品包装材にGB-8を適用できるようになったとSRテクノパック側は説明した。特に輸出企業がGB-8を使用しても輸出のための追加検証や認証が必要ないという。

GB-8は、溶液形態で基材フィルムに塗布コーティングするだけでも、従来の酸素遮断フィルムに比べ3倍以上高い遮断効果を発揮する包装素材として知られている。また、厚さが薄く、様々なパッケージに適用することができる。食品保存のために使用するアルミ箔を置き換えることができ、廃棄物処理問題も解消したという評価を受ける。昨年、国内外の7つの食品ブランドがGB-8パッケージを導入し、プラスチック廃棄物約1300トントン削減効果を得たと伝えられた。

特にSRテクノパックGB-8は、1月の包装業界で世界最高の権威を持つ世界包装機構（WPO）の「ワールドスターパッケージングアワード」を受賞し、技術力と競争力を認められた。
チョ・ホンロSRテクノパック代表は「今回のFDA認証はGB-8の技術力がグローバル市場で競争力を備えていることを意味する」とし、「プラスチック廃棄物削減のための効果的なソリューションを提示し、グローバル環境に配慮した包装市場で存在感を見せる」と言った。

一方、SRテクノパックは酸素だけでなく水分を遮断するコーティングフィルムの開発を進めている。今後の生活用品や化粧品、医療、電子機器など多様な分野に適用可能な環境にやさしい包装素材を披露する計画だ。

東亜ドットコム  キム・ミンボム記者 mbkim@donga.com